MPU法アルゴリズムの実装(7)

次に実験したのは大規模なデータでスタンフォードLucy。さて結果は
 
イメージ 1

ん、、、全然ダメ。
イメージ 2
 
レベルを下げると変な突起物は出なくなる。この点はバニーと同じで
イメージ 3
 
その代わりに特徴が失われれ滑らかになってしまう(当然なのだが)。
フィッティング精度を0.0001くらいに高精度にすると
 
イメージ 4

余計に変だ。さらにパラメータを色々と工夫すると
イメージ 5
 
どうやっても変な突起が出てしまう。結局、どんなふうにパラメータを変更しても旨くいかない。そこでバニーの時と同じように点群の密度を増してみた。そうすると
イメージ 6
イメージ 7
 
良い感じになる事が分かった(使用した点数は2805561点)。

しかし、これは少し論文の主張と合わない。

(1)何百万点もの点群から精密な3Dモデルを
(2)高速に
(3)少ないメモリ消費で構成し、
(4)ノイズやデータ欠損にも対応できる

という点だが(1)~(3)は概ね主張通りだろう。「だろう」というのは比較の問題なのであくまで私の実装でも確かにそうだと思ったという意味なのだが(4)だけはその主張とは裏腹に逆の結果になる。もう少し正確に言えば
(1)を満たしながら(4)は少し無理があるような気がする。