南海トラフの巨大地震を5分で理解する
これはそもそもの「南海トラフの巨大地震」への知識不足から来ていると思う。
と、いうのもこれまで津波シミュレータを作ってきている自分としては危機感を忘れるという事がほぼ無くなったし、色んな想定を頭の中でするようになった。
と、いうのもこれまで津波シミュレータを作ってきている自分としては危機感を忘れるという事がほぼ無くなったし、色んな想定を頭の中でするようになった。
中央防災会議(内閣府)が「南海トラフの巨大地震」の詳細な報告を公表しているがアレにじっくりと目を通す根気は一般には無いだろう。そのため「最大34mの津波」というインパクトある指標は頭に残っても「南海トラフの巨大地震」については一切の知識が身に付かない。
特に大きな津波がそれぞれの海岸に襲来するまでに要する時間
◆トラフ軸が直ぐ傍にある地域(駿河湾の沿岸地域等)
地震発生から数分後には5m を超える津波が襲来。
◆トラフ軸から少し離れた場所(高知県等)
5~10mを超える大きな津波は地震発生から20~30 分後となる
◆その他の地域
伊勢湾や大阪湾奥に津波が襲来するにはさらに時間を要し、1 時間~1 時間半程度後。
地震発生から数分後には5m を超える津波が襲来。
◆トラフ軸から少し離れた場所(高知県等)
5~10mを超える大きな津波は地震発生から20~30 分後となる
◆その他の地域
伊勢湾や大阪湾奥に津波が襲来するにはさらに時間を要し、1 時間~1 時間半程度後。
中央防災会議(2003)の時点では次のように想定していた。
1707 年宝永地震、1854 年安政東海地震、1854 年安政南海地震、1944 年昭和東南海地震、1946 年昭和南海地震それぞれの場所における最大の津波高の再現モデル。
つまり過去にあった津波でほぼ正確な規模がわかっている巨大津波を全てを一度に再現できるケースを想定していた。これは逆に言えば想像できる最悪では無い。
1707 年宝永地震、1854 年安政東海地震、1854 年安政南海地震、1944 年昭和東南海地震、1946 年昭和南海地震それぞれの場所における最大の津波高の再現モデル。
つまり過去にあった津波でほぼ正確な規模がわかっている巨大津波を全てを一度に再現できるケースを想定していた。これは逆に言えば想像できる最悪では無い。
3.11以降にどのように見直されたか?
3.11以前ではモーメントマグニチュード(Mw)Mw8.8、大すべり域はあるが、超大すべり域はないとしていたが、これを以下のように改めた。
3.11以前ではモーメントマグニチュード(Mw)Mw8.8、大すべり域はあるが、超大すべり域はないとしていたが、これを以下のように改めた。