津波シミュレーションから河川氾濫シミュレーション機能へ

iRICを色々と試しています。
凄い。

ふと、思ったのは河川だって津波・高潮シミュレーションと同じ方程式でやるんじゃないかと。
ソルバは出来ているので試してみようと思ったが初期条件をどうしたらいいのか、、、
津波・高潮シミュレーションでは海洋(水域)は存在して初期状態は静止している。
これが断層運動や低気圧で動かされて伝播する。しかし、河川の場合は流れている川が必要だ。どっから流れるんだ?

そこでiRICだと流入口を指定してそっからドバッと流体が流れるようになっている。
なので川の流速だの流量なんかをパラメータで指定する。
流速だの流量とか分からない、、、

そこで思いついたのは流入口ではなく川の上流に湧き出し域を作ってそこからせっせと水を湧き出してやれば
(水位を常に与える。つまり局所的な津波とも言える)

あとは地形にそって流れていく筈だ。それが下の図。
イメージ 1

ちゃんと河口から海に流れ込んでいる。
ちなみに地形はまっ平ら。川の形は適当で周囲より標高を下げている。

この時、上流(図の上側)にも流れてしまうのでバリアする仕組みも必要だと分かったのでその考慮も入っている。

それとこのシミュレーションではわざと河口と海は繋がっていない。つまり海の直前で行き止まりにしている。
なので上流のき出し域からせっせと流れてくるのでいつかは氾濫する。
そして氾濫して海に流れ込んでいる様子が計算出来ている。
意外とここまではあっさり動いたのでいけそうな感じがするがよく見ると川の側面からの反射が気にはなる。