絡み合った状態にある2粒子系における不気味な相関、非局在性の存在を根拠にアインシュタイン、ポドルスキー、ローゼンは1935に
A.Einstein, B.Podolsky and N.Rosen : "Can Quantum-Mechanical Description of Physical Reality Be Considered Complete?" (Phys.Rev. 47(1935)777-)
「量子論は正しいかもしれないけれども完全な理論ではない 」 |
という今日EPR論文とよばれる論文で反撃を開始した。
これは論文の著者の頭文字をとって現在EPRパラドックスと呼ばれるが実際には彼らはパラドックスであると述べていない。なので彼らがEPRパラドックスと言ったというのは間違いである。
しかしアインシュタインは、実際にはこの論文には不満があったと言われている。その理由の一つにポドルスキーによって単独で執筆されたためとも言われているがシュレーディンガーには「出来が今ひとつの論文だった、本質的な事柄が見えなくなってしまった」と愚痴っている。
このよう不気味な相関、非局在性に対する反撃に対していち早く反論したのは言うまでも無くボーアである。実際ボーアはEPRの論文がPhysical Review 5月15日号に掲載されると一月後には反論している。
その反面シュレーディンガーは量子力学にとってかなり深刻な事だと受け止めている。
これは論文の著者の頭文字をとって現在EPRパラドックスと呼ばれるが実際には彼らはパラドックスであると述べていない。なので彼らがEPRパラドックスと言ったというのは間違いである。
しかしアインシュタインは、実際にはこの論文には不満があったと言われている。その理由の一つにポドルスキーによって単独で執筆されたためとも言われているがシュレーディンガーには「出来が今ひとつの論文だった、本質的な事柄が見えなくなってしまった」と愚痴っている。
その反面シュレーディンガーは量子力学にとってかなり深刻な事だと受け止めている。
どちらにしてもこの非局所性に関しては多くの物理学者も不気味に感じていたようです。実際、別の視点からの検討で量子力学をある意味「常識的な」理論に修正する事が可能かどうかという検討が多くの人によって試みられている。