備忘録・退屈な日常

激痛による不眠で4日ぐらいしてどうにも耐えられなくなりました。何とか睡眠をとりたいと医師に言ったところ薬を処方してくれる事になりました。

今晩は薬も飲んだし眠れるな、と安心しましたが結局朝までもがいてしまいました。その事を医師に告げると「駄目かぁ」と呟いて別の薬を処方してくれる事になりました。その日の晩は嬉しい事に熟睡する事ができ寝ている間は苦痛からは開放されました。後で分かったのですが最初に処方されたのは単なる安定剤だったのです。どうやら医師はプラシーボ効果(偽薬効果)を期待したようです。翌日はちゃんとした睡眠導入剤でした。一週間ほどでこの薬は不要になり自力で眠れるようになりました。

そして一ヶ月ほどして激痛も和らぎましたがジリジリとした痺れはあいかわらず継続していました。ちなみにこの痺れは今でもあります。

もう昔の事なのでいつごろギブスをして抜糸したのか抜糸のほうが後だったのか記憶がありません。ともかく退屈な日常を病院で暮らしていました。やがてギブスをとりリハビリをするように指示されました。

この辺りからは一般の外来と同じようにリハビリに行ったり薬を受け取りに行っていましたが病院の中とは言え行動範囲が広がったのが少し嬉しかったです。それに予約などは既に病院側で全て調整されていたので

朝7:00~起床
朝9:00~10:00リハビリ
10:00~12:00まで暇を弄ぶ
昼食(外科なので内科に比べれば豪華)
~19:00まで暇を弄ぶ
夕食(外科なので内科に比べれば豪華)
~21:00まで暇を弄ぶ
消灯
TVを見て適当なところで寝る。

といった繰り返しです。今考えると結構良いなーと思ってしまいます。

あるとき寝坊をしました。すると可愛い看護婦さんが優しく起してくれたのでその日からは目が覚めても寝ている振りをする事もありました。(以前書いたのですがこの病院は大勢の新人教育もやっていたので看護婦さんは殆どが10代後半~20代前半でした)

土日が一番詰まらなかったですね。たまに訪れる見舞いの人たちに頭を下げ、後は窓からの空を眺めて、、、

平日にも関わらず見舞いに来てくれる人は逆に嬉しかったです。