#その他の病気

通じ合うという事

今日も、見舞いに行ってきた。 母のそばでお弁当を食べたかったから。 母は眠っていた。苦しそうでもなくすやすやと眠っていた。薬の影響で意識が無いのも知っている。 目が少し開いたので声を掛けてみた。 かすかにうなずいた様に見えた。 まあ、錯覚だろう…

私だって泣きたいときはあるのです

今日、見舞いに行ってきた。 既に個室に移動していた。 自力で呼吸も出来ているし脈も正常だが既に会話は出来なくなっていた。 手を握って話し掛けると弱い力で手の握り締めで返事をしてくれる。 先週の日曜日は一時帰宅できるね、といった話をしていた。 だ…

5/22

今日、ドクターから説明があった。 まず、片方の腎臓は完全にダメ。 その他、肺、リンパ、肋骨にも転移している。 一方、脳はいわゆるボケとなるような萎縮は一切なかった。 ただ、血管の一部に動脈瘤が見つかったがこれについては脳外科に判断を仰ぐとの事…

もう、どうでも良い?

そんな気持ちに、、、 なんで? そんなにイヤなの? 無理なの? 先日、ドクターにちゃんと食べなさいと言われたのに。 用意していったものは全て残っている。 「食べる気がしない」 「気分が悪い」 「立てない」 そして凹む。そしたらまた食べない。そして貧…

母の日

先日は母の日だった。 何か欲しいものは? クッキングタイマーが欲しいというのでプレゼントした。 980円。 安いね。 お母さんへ。 いつもありがとう。 短い言葉だけど余分な修飾はいらないと思う。 いつからだろう、「お母さん」と呼ばなくなってしまっ…

4/30 余命半年

そうなのかぁ、、、、 健診で肺に陰が見つかったが医師も???だった。 精密検査で分かったのは右の腎臓がOUTだった。そこから転移したものが健診で見つかったという事だった。 なので腎臓は手遅れ。 これは摘出するのだが手術に体力が付いていけるかが課題…

4/26 眠れない夜もあるのです

答えの出ない事は悩んでもしょうがない。 考えるのは止めよう。 これはいつも私が思う事でもある。 まったく無駄な時間の使い方だからだ。 でも、、、今日は違う。 思い過ごし、なんだ考えすぎだったんだ。そんな答えを密かに期待する。 しかし、人生そんな…

4/23 諦めないけど、、、悲しいのです。

結果は×だった。 何かの間違いだと思いたい。 いつか誰だって経験する。 今年は悪い事ばかりだ。100年に一度の不景気。 そして、、、 いつかはこうなる。 でも、早いじゃ無いか。 いや、良いことも在った。 ある人との出会い。 泣きたい。こんな時に会い…

咳き込む青年

先月半ばから体調が良くないです。まあ色んなことも重なってなんですが、、、 やはり暑い夏場に体を鍛えていなかったのが良くないのだと反省しています。 そんな体調ですから簡単に風邪をもらってしまいます。一度目は上司のを貰ってしまいました。(笑) こ…

備忘録・Never give up(最終回)

その日はとても天気の良い日だった。 紹介状をもって、とある病院に行った。とても大きな総合病院だった。 すでに病院には連絡が行っていたので検査まで待たされる事もなかった。 検査と言っても大したことは無かった。紹介された医師による問診と触診だけだ…

備忘録・最悪の宣告

結局、努力はしたもののタイムリミットになってしまった。 主治医がいつこの事を切り出すかが気になってしょうがない。多分、今日は何か言われるなと思った。 「もう1週間様子をみて今後の事を考えよう」と言われた。 とりあぜず、「ほっとした」。 しかし…

備忘録・諦めない気持ち

毎日が午前中の30分程度リハビリと残りの暇な1日、季節もゆっくりと変化していく中予測された回復の兆しは見えませんでした。 多分、今日が無反応で明日突然「動く」なんてのは所詮夢で、そんな奇跡は考えにくい。 現実には明日も変化無いに決まってる。…

可愛そうな青年

ある日隣の病室に青年が来ていた。どうやらもっと前に入院していたようだが部屋を移ったという事らしい。なかなか明るい青年で超プラス思考でした。すぐに打解けてみんなと話すようになりました。 通学中の交通事故だったと聞いた。しかしやはり外科の患者は…

備忘録・リハビリの日々

毎日おなじ繰り返しの単調な入院生活になるとそれはそれで慣れてしまい。 入院当初の「こんな所すぐに出てやる!!」という意気込みは何処かに吹き飛んでいました。 それでもリハビリに行くと私より酷い患者も頑張っているので気持ちも切り替わるかと思って…

備忘録・夜遊び

入院生活も長いと、同じ長期滞在者と仲良くなります。そうするとどうしても不良と化していきます。 その日も消灯後に全身骨折の患者Sさんがタバコが吸いたいというので彼の車椅子を押してナースセンターを素早くすり抜けて休憩室に行きました。既に同じよう…

備忘録・ショックな出来事

それは私が薬を貰いに外来と同じ待合にいっていた時の事です。 そのころ私の左上から指先まで見た目はターミネータのようになっていました。これは動かなくなった筋肉が萎縮していまわないように腕に金属製の補助装置を付けていたからです。見舞いに来た人は…

備忘録・同室の楽しい面々

私の病室は6人部屋でいつも満タンでした。それでも長く居ると仲良くなっていくものです。 私が入院する1週間前に意識が戻ったというおじさんはなんと1ヶ月も意識不明だったとうのです。私と同じ交通事故でした。また別のおじさんは高所からの転落、正直っ…

備忘録・退屈な日常

激痛による不眠で4日ぐらいしてどうにも耐えられなくなりました。何とか睡眠をとりたいと医師に言ったところ薬を処方してくれる事になりました。 今晩は薬も飲んだし眠れるな、と安心しましたが結局朝までもがいてしまいました。その事を医師に告げると「駄…

備忘録・入院翌日

とにかく点滴、点滴で嫌になった。一応トイレには自力で行けるので精神的には落ち着いたのだが。まだ激痛は止む事も無い。しかし周りが賑やかなのは幸いした。 後になって気がついたのだが外科病棟は元気なヤツが多い。骨折やら色々と不自由な人が多いが内臓…

備忘録・事故は関係者に如何にして伝わったか

救急車が到着するのとほぼ同時にパトカーも着ていた。運ばれる間際にお巡りさんが私の免許証をメモしながら 「自宅に連絡を入れておきます」 と言ってくれた。 実際は誰にも事故の事は伝わっていなかった。(これは後で分かった事ですが) 実際は手術の前に…

備忘録・深夜の苦悩と看護婦さんへの感謝

結局、麻酔から目がさめたのは深夜だった。 手術は終わってあの激痛から開放されたのか、、、されなかった。とにかく猛烈な激痛だがうなったり、わめくのは大人気ないと思い歯を食い縛っていた。それと首の辺りが痛かった。どうやら枕が無いためにそうなって…

備忘録・緊急手術の後

結局手術は6時間を要した。 意識が戻ったのは深夜でした。 手術は粉砕骨折した骨の断片を取り除く作業(大変だったらしい)のとちぎれかけた腕の組織の縫合。結果的には左上腕部から下の抹消神経が機能を失った。(目に見えないような細い神経は縫合できな…

備忘録・緊急手術へ

検査の後病室に案内されました。「えっ?」と思っていると即入院、準備出来次第緊急手術ということでした。意外と冷静なようで「入院」は想像も出来ていませんでしたから意外とショックでした(笑)。 しかし、とにかく想像を超えた激痛のため手術だろうが切…

備忘録・事故の瞬間とその直後

とても不思議な事ですがその様子はスローモーションのようにまるで一コマ一コマ記憶にあります。まさに接触する瞬間まで見えています。まさに車のバンパーが接近してくる様子を記憶しています。そして「衝撃」、その先は記憶が途切れています。 ※こんな話は…

備忘録として

今の私はある事がきっかけで大きく変わったと思います。 もうあれからずいぶん経ちますが忘れられない2年間がありました。 水を一杯飲んで家を出ていれば、、、と思う時があります。 私はバイクで通勤していました。趣味はツーリング、モトクロスと言えるほ…