Note20 主ファイバー束
今日からファイバーバンドル(fiber bundle)に入ります。先日からこの章はじっくりと眺めてきてようやくイメージが出来たので図をいっぱい描いてみた。難解な概念のようですがともかく沢山絵を描いてイメージできるようにしてみたいと思います。まずは定義から行きましょう。多様体P、M、G(Lie群)を用意して、以下に挙げる条件を備えている時、
Mを底空間、Gを構造群と呼び、Pは主ファイバー束と呼ばれ、P(M,G) とかかれます。
πは微分可能な写像で射影と呼びます。イメージとしては底空間に投影する写像です。
構造群GはLie変換群で、(右作用とする)
Gの変換でP上の点は動いていきますが射影によって多様体M上の1点に写されてしまいます。また多様体P上ではGの変換で自由に移動できて、これは恒等変換以外で変換で浮動点を持たないという事です。
Mを底空間、Gを構造群と呼び、Pは主ファイバー束と呼ばれ、P(M,G) とかかれます。
πは微分可能な写像で射影と呼びます。イメージとしては底空間に投影する写像です。
構造群GはLie変換群で、(右作用とする)
Gの変換でP上の点は動いていきますが射影によって多様体M上の1点に写されてしまいます。また多様体P上ではGの変換で自由に移動できて、これは恒等変換以外で変換で浮動点を持たないという事です。
全体的なイメージとしてはこんな感じだろうか。
この事は主ファイバー束Pは局所的には底空間の座標近傍と構造群Gの直積と同じ形(位相同型)になっているという事ですね。つまり適当な座標系を入れて見ると同じに見えてくれるわけだ。だから底空間の座標近傍と構造群Gの直積を全部束ねるとそれが主ファイバー束というものになる(という意味?)。
この事は主ファイバー束Pは局所的には底空間の座標近傍と構造群Gの直積と同じ形(位相同型)になっているという事ですね。つまり適当な座標系を入れて見ると同じに見えてくれるわけだ。だから底空間の座標近傍と構造群Gの直積を全部束ねるとそれが主ファイバー束というものになる(という意味?)。
多様体P上ではGの変換で自由に移動できて、これは恒等変換以外で変換で浮動点を持たないという条件から、
従って、
に限られます。なのでuを固定すると(次ように写像をuと書くと)
はGからb上のファイバーへの微分同相写像になっています。
従って、
に限られます。なのでuを固定すると(次ように写像をuと書くと)
はGからb上のファイバーへの微分同相写像になっています。
まだ、よく理解出来ていないがこんなイメージかと思います。例によって微分可能性等の細かい点は端折っているので。
今日は「現代微分幾何入門 野水克己 著」p26でした。