えりちゃん

やっとゴールした(していた)。
しかし、それを見逃した(笑)。

CBCの深夜番組「ノブナガ」。
放送エリアにない地域の方は知らないでしょうね。

一人の芸人がある目的のために旅に出る。
という単純なコーナーだのだが、その旅が長い事が凄い。
もちろん日本各地、時には海外、様々な人々との出会い無くして目的は達成できない。

この旅の開始で目的が明かされるが視聴者の率直な感覚は
「そりゃちょっと無理だろう」という目的なのだ。


この番組に思い入れがあるのはちょっとした理由がある。
東京に住んでいたとき実家がこの番組の放送エリアだった。
たまに帰省して夜中にTVを見ていると偶然この番組をやっていたのがきっかけでした。
当時はワッキーさんが「地名しりとり」をやっていました。
地名しりとりは出会った人にある文字で始まる一つ思い出の場所を告げてもらう。
そして言われた場所まで行ってその地名の最後の文字で始まる場所をまた誰かに告げてもらうという単純なルールでした。
そして「愛知」、「三重」、「岐阜」を制覇できたらゴールというものです。

さて、不思議な事に帰省するたびに偶然この番組をみてしまっていた。
そうすると「あれっ、まだ旅が続いているんだ」と思いつつ3年も日本中を移動させられていたという壮大さは凄いものです。
なのでとっても奇妙な感覚に陥ったのです。
それはまるでエンドレスの放送のような。。。
だって、実家に帰るとまだ旅の途中、しかも以前居た場所にまた飛ばされてたり。

ちなみにワッキーさんの後はヤッシーさんが「写真しりとり」をされていました。
ルールは殆ど同じ、写真を見せてもらって実際にその場所まで行ってというのをしりとりをして行くという企画でした。
これは無理だろうと思ってましたがゴールしましたね。
声をかけた人に1枚の写真を見せてもらって写真と同じ場所を探しに旅に出る。それを繰り返して
見せてもらった写真が偶然に名古屋城だったらゴールというものでした。

なんといってもこれらの企画の意外性は一般の人に尋ねてしまうという事に尽きます。
九州から突如、北海道へ、とか。それで中々目的を制覇できないという過酷なルールでしょう。

それで最近ゴールを達成したのが小泉えりさんの「ごはんリレー」。
初の女性の挑戦でした。
これは一般の人に最近食べたもの尋ねて言われた場所まで行って同じもの食べて再び人に尋ねていく。
これをやって名古屋名物3品を食べることが出来たらゴールというもの。
ただ、言われたもの意外は食べては駄目という制約もあった。
単純そうだがそこに行ってみると定休日だとかなり可愛そう。

それがとうとうゴールしたのだった。
3年間も人々に翻弄された旅だったようで、お疲れ様。
そして、おめでとう。

しかしだ、実に下らない企画だ。
だけど、人々の出会いや日本各地の名産、名物、名所、食べ物との出会い。
つまらない旅番組よりずっと面白いのは確かだ。