奇妙な事(甲府事件)

1975年冬の夕方、二人の子供がブドウ畑で奇妙な光を見つけて近寄るとUFOが着陸しているのを目撃、宇宙人と思われるグロテスクな人間と遭遇したという事件。
と、ここまではなら単なる「どうせ子供の作り話だろ?」で終わるのだが、、、

この話、そう単純ではない。
子供たちは恐怖のあまり一目散に家に帰り、それを家族に話すとあまりにも真剣に話すので半信半疑ながら母親二人と共に再び現場へ向かう。それで母親二人もUFOが浮かんでいるのを目撃してしまった。
それで怖くなった母親の一人が父親達を呼びに行って戻ってくると既に円盤は姿を消していた。
という事件。

異なる親子同士で双方が目撃した事で新聞にも取り上げられた事件となった。

まあ、ここまでの話でも2家族ぐるみの良く出来た作り話じゃないの?と。


さて、これとは別によく似た事件があった事が後に分かる。
保険外交員の女性が車で帰宅中に細い道を走っていると誰か二人が路上付近に居たため、よけて通ろうとした。少し暗くなりかけていた為よく見えなかったがすれ違う時に見えた姿は人とは思えない容姿だったため怖くなって逃げるようにその場を離れた。女性はきっと仮装行列か何かだったのだろうと思っていた。この女性はこの時に奇声を上げて走り去っていく二人の子供たちとすれ違ったという証言をしている。
先の少年の事が新聞に掲載された事で仮装行列では無かったのだと気が付いたらしい。

そう、この二つの事件、日時と場所が同じだった。
つまりこの二つの事件、お互いの証言がそれぞれを補足し合うようになっていて後で一つのストーリに繋がった奇妙な出来事だった事が後に分かった。

作り話ならこれは悪質と思えるほどよく出来ているのだがもしかして、、、、