それで不変デルタ関数はその名の通りローレンツ不変な関数になっている。さらに
から、
座標回転のようなローレンツ変換を考えると
つまり、
もっと一般には
これは4次元交換関係
を思い出すと
という事になっています。つまり、空間的に離れ2点での場の演算子どうしが交換することを意味する。つまり、超光速度でしか経路がつながらない2点は因果関係を持たない微視的因果律を守っている事を表している。
の右辺は考えてみると負エネルギー解と正エネルギー解の両方
を持っているので結局は負エネルギー解が出てきてしまって物理的には出て欲しくなかったのにと思いきや結構重要なファクターになっている。片側だけだと微視的因果律が破綻する(?)けど両方を考慮することで微視的因果律が保たれていると解釈していいのか?