Memo21 場の量子化に向けて(4)正準量子化(2)
(前回の続きです。)
ところが、そもそも非相対論的には時間はパラメータだったから全て同じ時刻を刻んでいたが相対論的な場では個別に時空の関数として定義されているからそれぞれの場所で異なる時間を持っている。なので例えば
のような交換関係を設定する事に意味があるようには思えない。それはφ等は時々刻々と変わっていくので
つまり、
という事らしい。
のような交換関係を設定する事に意味があるようには思えない。それはφ等は時々刻々と変わっていくので
異なる時刻での交換関係に何かを要請できるのか?
といった疑問もある。
と思ってよく見てみるとどうやら相対論的な場で交換関係を考えるときは同時時刻の交換関係、正準交換関係を要請する事で量子化を遂行するらしい。(何となくスッキリした)。つまり、
という事らしい。