英雄本色

1986年制作の香港映画です。

久しぶりにハードボイルドを観たくなってしまいました。たまたはレンタル屋の近くを通ったので借りてしまいました。

日本では「男たちの挽歌」というタイトルになっています。
監督はジョン・ウー、主演のチョウ・ユンファ

結構気に入っていて何度も観ていますしTV放映も見逃さないようにしています。

全編、男の友情を貫いた作品です。その中でもある短いシーンが印象深い。私が最も好きなシーンです。

幹部の息子とマークそしてホーがある危険な仕事を命じられる。幹部の息子にとって始めての体験だ。
酒場でこの3人が語り合うシーンがあり、劇中でもっとも重要でシリアスなシーンだ。

男の友情についてマークが甘っちょろい幹部の息子に迫真の緊張感でそして静かに語る。

ホーと初めてインドネシアに行き、現地のボスと会食した時の話をする。

マークが失言したのを見逃がさず頭に銃を突きつけられ一気飲みを強要される。それをホーが身代わりで飲むのだがこれがさらに怒りを買い今度は銃は4丁に増える。そして、小便を飲めと脅迫されるのだがホーはそれも飲むのだった。

ホーが「昔の事だ忘れろ」と言うと、マークは
嫌だね!!
、、、、、、、、、、、、、
その時、俺は生まれて初めて泣いた。!!
二度と銃を突きつけられるような屈辱は受けないと俺は誓ったんだ!!

この友情をベースにした話の展開は最後まで貫かれる作品だ。
男泣きしてしまう。

私の一押しの作品である。