Note19 Lie群と1助変数部分群
今日は、先日の左不変ベクトル場に関する続きです。
一般にベクトル場Xで
この関係で曲線を積分曲線という場合があります。Lie群Gの左不変ベクトル場Xとその積分曲線で
が成り立ちます。これを1助変数部分群といいます。これは次のようにして確かめられます。
とすると、
Xの左不変性から
となるのでΨtはXの積分曲線になっています。ここでGの要素を
ととると、
を満たしています。ここで次のように置きます。
微分方程式の解の一意性から
と、確かに成り立っています。さらに
なのでこれは1助変数変換群でもあるわけでなので1助変数「部分」群と呼ばれるわけですね。
1助変数部分群は次のように書かれます。Xを1助変数部分群が生成するベクトル場の時、
なんで指数関数なのか?(意味ありげな記法ですね)
から、
これは任意のfに対してだから形式的に
で、次のように置くと、
これで
と同一視すると(、、、?)
となります。これを改めて書き直すと(「現代微分幾何入門 野水克己 著」p21 (1)式)
形式的には初期条件と解は
と書けます。そういった経緯でそんな記法が使われるようです。
この関係で曲線を積分曲線という場合があります。Lie群Gの左不変ベクトル場Xとその積分曲線で
が成り立ちます。これを1助変数部分群といいます。これは次のようにして確かめられます。
とすると、
Xの左不変性から
となるのでΨtはXの積分曲線になっています。ここでGの要素を
ととると、
を満たしています。ここで次のように置きます。
微分方程式の解の一意性から
と、確かに成り立っています。さらに
なのでこれは1助変数変換群でもあるわけでなので1助変数「部分」群と呼ばれるわけですね。
1助変数部分群は次のように書かれます。Xを1助変数部分群が生成するベクトル場の時、
なんで指数関数なのか?(意味ありげな記法ですね)
から、
これは任意のfに対してだから形式的に
で、次のように置くと、
これで
と同一視すると(、、、?)
となります。これを改めて書き直すと(「現代微分幾何入門 野水克己 著」p21 (1)式)
形式的には初期条件と解は
と書けます。そういった経緯でそんな記法が使われるようです。
「同一視すると」というのは私の勝手な解釈です。そうでもしないとその次の式の意味が今ひとつ納得出来ないので、、、
今日は「現代微分幾何入門 野水克己 著」p21でした。