オンリーワンの大罪

ナンバーワンを目指すよりオンリーワンを!!

とても良い事だと思います。ところがコレを悪用する「いい訳」が多発しています。悲しいです。
「なぜ、ナンバーワンを目指さない」あるいは「なぜ、ナンバーワンを目標にしない」と聞くと

「オンリーワンを目指します」という返事だ。

使い方を間違っている、あるいは悪用している。彼の言った「オンリーワンを目指します」は

私には「諦めます」と聞こえます。
なぜ「1番を目標におかないのか!!」と言いたくなります。

「オンリーワン」の真意は「誰も成しえない事をたった一人で挑戦し成しえる」事だと思います。ある意味「ナンバーワン」より敷居が高いものなのではないでしょうか?

その意味で100メートルランナーは「ナンバーワンを目指します」が想像を超えた記録を生んだ時、
その時にそのランナーは「オンリーワン」になるのだと思います。

なので次のような意味でも「オンリーワン」は諦めを意味します。

あなたの描いた絵は金額にして「ナンバーワン」を目指して描きましたか?
「いいえ、この世でたった一つの絵です」「オンリーワンです。金額の問題では無い」。
と言いたくなりますね。でもそれはいい訳です。言ってみれば「ゴミ」同然かもしれません。


ナンバーワンは他者が認めなくてもタイムや量等で定量的に決まりますが、オンリーワンはナンバーワンの条件に加えて他者の(感動や偉業に対しての)評価がオンリーワンかどうかをジャッジします。

諦める(逃げる)という言い方をオンリーワンという便利で逃げていなそうな言葉に置き換えているのかも知れません。

先ほどの絵もそうですね。

しかし、その絵をあなたの愛する人や感謝する人に贈ったならその絵は受け取った人にとってお金では買えない一番大切(ナンバーワン)な物で「オンリーワン」になるのです。