花火の季節

海が近かいので花火大会があると良く見えます。子供のころは出かけていって見ていた時期もあったが人ごみに嫌気が差してもう長い事間近では見ていないです。

少年のころ、友達と遊びすぎたせいで既に終わってから行った事がある。
もう殆どが帰途に着き残っていた人々も帰り始めていて海辺には殆ど人影が無かった。真っ暗闇だった。

しばらくしておしっこがしたくなったのだが友達は海に向かってやってみたら?というのである。
闇が僕の犯罪を包み隠してくれるはずだった。砂浜に下りて、いざ!!
と思った瞬間である。花火士のサービスなのか計らいなのか打ち忘れだったのか?今となっては理由は分からないがいきなりな何百発(実際は何十発?)か打ち上げられた。

閃光が周囲を照らし出し、僕のシルエットを周囲にさらけ出してしまった
闇の中には実際は結構な人が居た事がそのとき分かった。
一旦、始まってしまった事はもう止められない。恥ずかしい等というレベルではなかったが。友人の腹を抱えて笑っている姿は今でも恨みに近いものがある。

今から思うと友人の「やってみたら?」というのは策略だったのではと思うほどである。さらに闇の中に居た人たちは(今から思えば)愛を語らうアベックだったかも知れない(笑)。

今でも、友人のS君はこの事を思い出しては馬鹿笑いするのだが、そのまま海に飛び込みたいほど僕は恥ずかしかったのは言うまでも無い。

注:アベック、当時はそんな単語だった気がする。今だとカップル? 男女?ん、、これだとちょっと生々しいなぁー、出会い系?違うな、そんなのその当時には無かったし、、今は何ていうの?

ヤングでナウイ、アベックなんていう単語はもう死語だろうね。