気が早いな

もう街はすっかりクリスマスをかもし出している。
イルミネーション、音楽、、、、

このせわしい感じはこんな私でも気分が高揚するのだが、ふとよぎるのはこの寒空の下で恵まれない子供たちが存在するという事だ。この賑やかさとは裏腹に残酷な一面もある。
今年は歳末たすけあい募金をしようと思う。

しかし気が早いというかどこもこの時期ではもう予約は取れない。
「友人から今年もパーティーをやるけど来る?」とメールが入っていた。
流石、こういうのはしっかりしている。
「女の子も呼んでるから来いよ」だと。

まったく乗る気が無いのだかが誘ってくれるのはありがたい事だ。
去年は何気に忙しかったし懐も寂しかったので家で過ごしたが、あの騒がしい雰囲気の何処が良いのだろう。


しかし、今年はさらに輪をかけてそんな気分になれない。
何故か罪深い気がするのだ。

そんな余裕があったら家族との団欒を身に染みるまで実感する方が良いんじゃないの?
私はこの時期に寂しい思いをしている子供たちを知っているから余計にそう感じるのかもしれない。

急激な不景気、リストラ、思いもよらぬ災難を被った人達が街には溢れている。
駅前のネットカフェや漫画喫茶はいつも満席らしいから厳しさは現実のようだ。

きっと去年はこの時期に浮かれていた人達は「家族との団欒」こそがもっとも必要で至福のときだったと実感しているだろう。

来年の今頃あなたはそうなっていないと言い切れるだろうか?

そんな事を考えるのは「心が荒んでいるんだ」と言われたが私はそれで良い。