正直者は損をする?

正直者は損をするのか?という事に対してどんな答えを持っていますか?

私の答えは「正直者は損をします」だ。つまり損をするのは正直者である。
そして「欲張りは得をする」のである。
しかし、ちょっと深い意味を込めている。

さて、早速イヤそうじゃない!!という意見もあるだろう。
どうも、自虐的とも言えなくも無い、荒んだ回答じゃ無いかって思いますよね。


しかし、真面目に何かをやっている正直者という純粋な人が居たとすると奇妙な矛盾に陥るのだ。
つまり、究極的に考えるとそんな人間は生きていけないだろうし人間味が無い
そう、死人である。まあ、もっと気の利いた言葉を使えば神か天使だろう。

まだまだ変な考え方って思いますよね。
しかし、こう考えてみるとどうだろう?
真面目に何かをやっている正直者がその何かに対して「損をした」というのだろうか?
こう思った瞬間にその「なにか」に対して「見返り」を求めた事になってしまう。

例えば、人助けをした時に黙って立ち去る。
これはあえて言えば時間や何かを損をしているが、
助けたんだから○○○をくれとか○○してくれ、あるい○○させてくれっ
て見返りを求めるのはやはり変だ。

そう、先程「「損をした」というのだろうか?」と書いたが、まさにこんな人は損をしたなんて思わないだろう。しかし、残業したのに残業手当ももらえない事に気が付かないというのは真面目とは言わないだろう。

よくある(ありそうな)会話で
「ここまで愛情そそいで育てたのに何でそんな悪い事をすの?」
なんていう言葉、または類する会話があると「えっ?それってそういう見返りを求めていたから?」なんていう捻くれて解釈するのもどうかと思う。

これはあくまで極端な議論だが何事に対しても常に「見返り」を求めるようではまだまだ真面目、正直者という聖域に遠いのだと思う。
つまり、ある程度見返りを期待しつつも欲張らないという極当たり前の考え方は決して悪では無く人間味のある生き方なんだろうね。

と思う。