美しい人、カッコいい人は特別じゃない

注：本文中の顔写真は実在の人物ではありません。すべてコンピュータが作り出した顔です。

この顔を見てどう思うだろう？概ね美しいとかカッコいいと思う人が多いと思う。

美しい人、カッコいい人というのは人それぞれ、と言いたいが概ね「あの人は美しい（カッコいい）」という見解は一致するものである。なぜそう思うんだろう？
いつからそういう普遍的とも思える感覚が身につくのだろう？

その答えの一つが平均顔というものだ。平均顔というのは色んな顔を様子を数値化して平均をとって作った顔の事だ。キムタク人気が絶頂の時期に同年代男性の平均顔を作ってみるとなんとキムタク顔になったという。実は上の顔はコンピュータで複数の顔から平均をとって合成した顔だったのです。
一応、断わっておくが平均をとる前の複数の顔写真はあえて美しい人、カッコいい人を選んだわけではない。

事の発端は悪いヤツの見当をつけるのにいわゆる悪人顔を集めて平均したら平均的悪人顔ができるんじゃないだろうか？と考えたのが Francis Galton氏だがそれは予想に反して美しい（カッコいい）人になってしまった。

さて、でも東洋人でもそうなの？と思うだろう。やってみたのが下の写真だ。
左から４人、５人、６人の平均顔を作ってみると

こんな感じだ。不思議だな感じだかある一定の様子に近づいて行く。これもあえて言うが良さそうなのを選んで平均した訳ではない。ちなみに女性でやってみると

こんな感じだ。なんかお似合いのカップルになった気がする。
おそらく現在の人気の顔を集めて平均するともっと好感度の顔が出来上がるに違いない。

顔データおよび平均顔作成は http://www.faceresearch.org/　
http://www.faceresearch.org/demos/average
を使わせてもらった。