宇宙の大きさ(膨張は光速を超えている?) (2)

さて、先日の回答ですが私なりに考え込みました。どうしたら容易な理解で回答できるのか。もちろん相対性理論が正しいなら光速の3.4倍は正しい。と言ってしまえば実も蓋もありません。そこで頑張って考えて見ました。
因みにこの回答も突っ込みどころはありますから、これが私の限界でもあります。
所詮は比喩ですからその点は目をつぶる事にします。

さて、よく言われるのが相対性理論は光速突破を禁止しているというものですがこのまま解釈するところが間違いの原因でもあると思います。
エネルギーや情報の伝達が光速を超えない」というのがある程度的を得ているのではないかと思う。
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A,Bをある距離を置いて設置してAを点灯、Bを点灯させる。Aが点灯してからBを点灯させたときに要した時間と距離から点灯間隔の速度が計算できます。これなら簡単に点灯間隔の速度は光速を突破します。
※なので(そういう意味では)超光速は結構あります。

さて、一枚のシートを用意してこれを宇宙だと考えます。黄色と緑が星です。
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宇宙が膨張するというのは次のようなイメージでしょうか。
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この広がり方が光速を超えたという計算でした。「エネルギーや情報」が光速を超えて伝達したでしょうか?

暗黙にこんな目盛を置いたイメージがあったのでは無いでしょうか。
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さて、この目盛は何処に置かれたのでしょうか?宇宙の外ですね。私たちは宇宙を外から眺める事は出来ませんね。では宇宙の中に置いたらどうなるでしょうか?その目盛も一緒に広がっています。

ちょっとした比喩を考えて見ました。私も貴方も世界中のあらゆる人も物も全部、地球も月も、それらの互いの距離もありとあらゆるものがが一斉に10000倍に膨張したらどうなりますか?きっと膨張した事に誰も気が付かないと思います。

そもそも膨張が想像しているような膨張(膨らんでいる)のようには見えません。
宇宙の外に出て「おーっ!!膨らんでる」というなら別でしょうけど。
このような説明にはよく風船が使われます。
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光速の1/4で膨張したとしても遠いところは光速の2倍で遠のいたように見えます。

2点間を架空の(概念上の)スケールで測定した結果が470億光年だったわけです。架空のというのは言い過ぎかもしれませんが遠方の光が赤方偏移などの現象が観測結果から言えることです。

物体が光速で移動している速度では無いという事です。宇宙という器が膨張しているだけだという表現はどうでしょうか?
宇宙という器はどんなに高速で膨張しても構わないがその器の中にいる物質の運動は光速を超えていない。

もっと良い、分かりやすい表現というか回答方法があったら教えてください。初等的なイメージで回答を示すのはなかなか難しいものです。

※宇宙の膨張する比率は「ハッブル定数」という比例定数で表現されています。