ビッグリップ (big rip)

近年の精密な観測から宇宙数が宇宙膨張しているだけでなく加速的に膨張しているらしい。
そのような状況で2003年に発表(Physical Review Letters)された論文は衝撃的なストーリを示唆していた。
※Robert R. Caldwell、Marc Kamionkowski、Nevin N. Weinberg
イメージ 1
 
宇宙はやがては全てが素粒子レベルでバラバラになってしまうだろう
 
これをビッグリップ (big rip)と呼ぶらしい。つまりに「この世の全てはビッグリップよって終焉する」。
 
加速的になっていく膨張はとてつもない強力な加速膨張になっていき銀河が引き裂かれ遂には小石にいたるまでが引き裂かれ最終的には素粒子にまでバラバラになってしまう。宇宙は永遠に加速膨張しながらお互いから遠ざかる孤立した素粒子だけになってしまう。
 
ビッグリップが示唆する歴史通りなら500億年後に現実になるそうだ。