頂点関数を次のように書くときF1,F2を
形状因子と呼びます。
これはパウリ行列を使えば、
繰り込みの式
から、
と分かります。これから
磁気能率は
です。しかし、これからのズレ(補正)としての効果が
として現れます。このズレは実際に観測されています。先程の磁気能率の結果から
この補正を
磁気異常能率(anomalous magnetic moment)と呼ばれています。この補正を加えると電子の全磁気能率μは
ということになります。次回はもう少し掘り下げて学んだみたいと思います。
※なんで「形状因子」と呼ばれるのかはまだ分かりません。