ギリシャ神話は面白いよ

私がまだ(純真な?)少年の頃科学館のプラネタリウムで星座にまつわる話を聞きました。子供心に感動してしまった。その時の話が「ギリシャ神話と星座」でした。その妙な感動は中学生になってからも残っていて、まともな本を読むようになったという事もあってふと書店で見つけた「ギリシャ神話」を手にとってしまいました。読み終わってから何かとても高尚な気分になった事を覚えています。

その時には余り気にならなかったのですが「ギリシャ神話」が世の中には溢れている事に気がつきました。私の場合、その「気がつき」の後に理由を知って再びプチ感動していました。

今日はそんな事を少し紹介してみたいと思います。


ギリシア神話に登場する神ゼウスはとても浮気者だったようです。
ギリシア神話出てくる男の神は大体はスケベです。

その妻はヘラは縁結び、母性の神ですが、ある時ゼウスの浮気相手を懲らしめようとします。
エコーという優しい少女は彼女たちを逃がすためにヘラに話しかけ、長い話をして時間を稼ぎます。
しかし、その事を知ったヘラは怒り、エコーに魔法をかけてしまいます。その魔法でエコーは話す事が出来なくなります。

一方、エコーには好きな青年ナルキソスが居ました。
しかし、ナルキソスは魔法のかかってしまったそんなエコーを見捨ててしまいます。

こんなナルキソスは許せませんね。
ギリシア神話は良く出来ています。
復讐の神ネメシスによってナルキソスも魔法をかけられてしまいます。


さて、どんな魔法だったか?
エコーは話す事は出来ませんでしたが相手と同じ言葉なら話す事が出来ました。
また、ナルキソスは自分しか愛せない魔法をかけられました。

どうです?気がつきましたか?

そう、エコー(木霊・こだま)、ナルキソス(ナルシスト)ですね。
この単語は現代でも生きています。また意味もそのままですね。
ギリシャ神話って面白い。