無とゼロを考えてみる

A={りんご、みかん、もも、れもん}
4個のフルーツの集合。

Aから「もも」を取り除く

B=A-{もも}={りんご、みかん、れもん}
3個のフルーツの集合

C=B-{れもん}={りんご、みかん}
2個のフルーツの集合

D=C-{みかん}={りんご}
1個のフルーツの集合

E=D-{りんご}={}=φ
何もなくなった集合、これは空集合
インドで個数ゼロの発見。これをゼロ個と数える。
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なにか禅問答のようだが「何も無くなった」というのは正しいのだろうけど、、、
この時点でゼロ個(0個)というのが何故か違和感がある。

この違和感は多分 無と0(ゼロ)の関係だろう。(と思う。)

実際、集合の概念では
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となる。空集合が1個あるともはやその集合は空集合で無くなってしまう。

「無」が「ある」と「無」で無くなる。

と言うことか?
なにか禅問答のようで気持ちが悪い。そういう意味では数学も神秘に満ちているなーと思う。

ところで、「無」が「ある」というのは何なんだろう?
上の式は「ある」というのは「無」では無いとも解釈できる。

こう考えるとやはり、ゼロ(0)個を「無」を個数としたゼロ(0)の発見は偉大な発見かもしれない。

インドで発見されたのもやはり仏教との関係があったのだろうか?